導入事例

【AIの活用事例5選】具体的な事例を参考に業務効率化のヒントを得よう

AI Start Lab 編集部 2020.10.20
「AIを自社に導入してみたいが、具体的にどんな効果が期待できるのか」と悩んでいる方も多いだろう。

AI・人工知能といってもさまざまな企業が多様なサービスを提供している。ここでは、分野の異なるAIの活用事例を5つ紹介する。

勤怠管理にAIを活用することで、打刻の効率化を実現


まずは、勤怠管理の事例を紹介する。

勤怠管理には、IDカードを利用している場合も多いだろう。そんなときに問題となるのが、カードリーダー前の渋滞ではないだろうか。

出勤時刻が重なってしまう勤務体系の場合には、勤怠管理による時間のロスが問題になることがある。

そんな問題を解決するのが、AIとカメラを活用した顔認証システムだ。AIセキュリティ株式会社では、顔認証システムを活用した勤怠管理の事例が紹介されている。

この事例では、事前に勤怠管理をしたい従業員を対象に、一人ひとりの顔をシステムに登録した。すると、その顔を学習したAIが、カメラで従業員を認識するようになるのだ。そのため、カメラで認識した従業員の名前や時刻を記録することで、勤怠管理が可能となる。

IDカードによる認証とは異なり、顔認証では複数人の勤怠管理がスムーズにできる。そのため、朝の生産性の低い時間を取り除くことができるのだ。

また、IDカード紛失のリスクもなくなるので、セキュリティ面の強化も可能。結果的に大きな業務効率化につながるだろう。

もしも、勤怠管理で同様の問題を抱えている場合には検討してみてはいかがだろうか。

監視カメラのデータをAIが活用し、より網羅性の高い警備や映像確認業務の削減を実現



商業施設やオフィス等で欠かせないのが警備。

警備員を配置することで、万が一のトラブルを防ぐことができる。また、不審者等を寄せ付けない効果もあるだろう。

とはいえ、警備には人的コストも多くかかるのが問題となることがある。また、警備できる時間や範囲にも限度があるのが実情だろう。

そんな悩みを解決するAIシステムを紹介する。

NTTでは「Takumi Eyes」というシステムを提供している。これは、AIで防犯カメラの映像を解析できる。実証実験では、目視による監視よりもターゲットとなる人物の発見率が4倍近く高かった。

そのため、警備員の目視よりも、より不審者を捉えやすくなったのである。また、警備員が映像確認をする時間も削減可能なため、警備員がより巡回にあたれるようになる。

それ以外にもAIを活用するメリットがある。それは、24時間監視ができることだ。従来であれば、警備員が離れている時間は映像監視ができない。

しかし、AIの場合は24時間監視できるため安全性が高まるのだ。

NTTのAIシステムは、既存の防犯カメラとの接続できる場合がある。そのような場合には、導入コストを抑えることができるだろう。

生産計画の作成をAIが提案することで、業務工程や時間を大幅削減



工場における生産計画の作成は、管理業務の中でも多くの時間を割いているだろう。

生産計画は、経済の状況や気候の変動、昨年度の状況など、多くの要素から検討していくことが多い。そのため、担当者の負担が大きくなっているのではないだろうか。

実は、工場における生産計画もAIを活用して効率化できるのだ。

サントリーでは、日立と協力して生産計画の作成ができるAIシステムを開発した。

2019年の1月から運用が開始されており、最適な生産計画を1時間ほどで作成できる見通しとのこと。

AI導入前は週に40時間を費やしていたことを考えると、業務にかかる工数は40分の1に削減できている。かなりの業務効率化が実現できているといえるだろう。

具体的には、AIシステムが需要やラインの能力、作業時間な複数の条件を収集。また、適宜現場からの制約条件等をAIにインプットしていく。

その後、AIが大量にあるデータを分析し、最適な計画を作成することになる。

チャットサポートにAIを活用し、サポート時間の拡大や即時の対応を実現


「電話での顧客対応に手を焼いている」という場合もあるだろう。また、「メールの問い合わせフォームを導入したら、かえってサポート対応時間がかかるようになった」という悩みを抱えている企業は多いのではないだろうか。

そんな場合には、AIによるチャットの導入をすると業務効率化が実現できる可能性がある。AIによるチャットでは、あらかじめサポート内容を学習させておく。すると、顧客から問い合わせがある場合を自動で行ってくれるのだ。

しかも導入するAIシステムによっては、問い合わせ内容から学習をし、更にきめ細やかな対応をできるようになるものある。そのため、将来的には対応業務の縮小が期待できる。

アディッシュ株式会社では、AIによるチャットサポートシステムを提供している。具体的な事例をみていくと、

  • 人間と比べて6.5倍の顧客対応数
  • 対応の品質が一定に
  • 電話による問い合わせの減少

という効果が出ているとのこと。

月額60,000円~と、手頃な金額で導入できるのも魅力だ。

AIで顧客の行動を分析することで、売り上げの向上を実現



「お店の売り上げが伸び悩んでいる」「来店人数は多いのに、なかなか購買につながらない」という場合はないだろうか。

そのような場合には、AIで顧客の行動を分析すると、改善の思わぬヒントが見つかるのかもしれない。

眼鏡販売の「ビジョンメガネ」では、株式会社ABEJAのAIシステムを導入した。

その結果、来店者の年代が想定していたよりも若かったことが明らかになったとのこと。分析結果をもとに改善を繰り返していくことで、買上率が上昇。また、数値で店舗の状況がわかるため、課題をより深く検討することも可能になった。

ABEJA社のシステムは、店舗にカメラなどを設置することで、

  • 来店者の数
  • 滞在時間
  • 入店率
  • 買上率

など様々なデータを集めて分析ができる。

店舗を経営していく上で助けになるデータ分析が可能になる。


本記事では、AIの活用で業務効率化を実現した事例を紹介した。

AIシステムは様々な会社が参入しているため、実際にはサービスの選定などで悩むこともあるだろう。

そのような場合には、「AIでこのような作業を効率化をしたい」というイメージを持っておくことが重要だ。

これに合うサービスを比較し、料金やアフターサポートなどを総合的に判断すると失敗が少ないだろう。また、テスト導入ができるサービスも多いため、試しに導入して効果を判断するのもおすすめだ。


AI映像解析ソリューション Takumi Eyes | NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま
https://www.ntt.com/business/solutions/enterprise-application-management/takumieyes.html
株式会社ビジョンメガネ 様 - 導入事例詳細 | ABEJA Insight for Retail | 株式会社ABEJA
https://abejainc.com/insight/retail/ja/case/visionmegane/

画像出典元:Shutterstock
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AI Start Lab 編集部

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