用語辞典

IDaaS(あいだーす)

IDaaSとは、「Identity as a service」(アイデンティティ・アズ・ア・サービス)の略で、クラウド経由でID認証ならびIDパスワード管理、シングルサインオン(SSO)、アクセス制御などを行うクラウドサービスを指す。社内システムだけでなくクラウドサービス(SaaS)に対しても実施できる。

AlphaGo(あるふぁごー)

AlphaGo(アルファゴ)とは、米グーグル社による囲碁専用の人工知能(AI)システムのこと。日本では「アルファ碁」と表記されることが多い。 2014年1月、イギリスのAI企業「DeepMind(ディープマインド)」をグーグル社が4億ドルで買収し開発。過去のプロ棋士の対局記録をもとに、AlphaGo自身を相手にした対局を何千万回も繰り返して知識を深めるディープラーニングの手法を取り入れている。 2015年10月には、人間のプロ囲碁棋士を互先(ハンディキャップなし)で破った初のコンピュータ囲碁プログラムとなった。また、2017年の年始には中国の囲碁サイト「野狐囲碁」に“Master”というIDで登場し、中国、韓国、日本のトップ棋士らを相手に30戦全勝するなど、着実な進化を遂げている。

RPA(あーるぴーえー)

ロボットによる業務改善や効率化を行う技術で、一般的にPCを使用して行なっていた業務の代行や、自動化を実行するソフトウェアロボット。デスクワークの単純作業の効率化や、コスト削減を期待できるため、企業の変革を進めてくれる。業務を行う際の判断基準やルールをRPA自身で判断することはなく、あくまでも人が定めたルールに従って自動的に繰り返すのみに留まる。

IaaS(いあーす)

IaaSとは、「Infrastructure as a Service」(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)の略で、情報システムの稼動に必要なインフラとなるネットワークやサーバーシステムをインターネットを経由して利用できるサービス。自社でサーバーなどのハードウェアを持つことなく、インターネット経由で必要な時に必要なだけサーバーやストレージ、ネットワークリソースが利用できる。

ASP(えいえすぴー)

ASPとは、「Application Service Provider」(アプリケーション・サービス・プロバイダー)の略で、インターネット経由でアプリケーションを提供するサービスの提供者(事業者)を指す。提供されるソフト・サービスを「ASPサービス」と言う。利用者はASPサーバーに格納されたソフトウェアの機能を利用できる。インターネット回線の高速化やウェブブラウザーの発展などにより、一般向けのソフトウェアも増えている。

AGI(えいじーあい)

AGIとは、汎用人工知能(Artificial General Intelligence)の頭文字を取ったもの。AIよりも汎用性、自律性に富んだ人工知能の総称で、特定の課題にのみ対応するのではなく、人間と同じようにさまざまな課題を処理可能な人工知能を指す。

SDGs(えすでぃーじーず)

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、「誰一人取り残さない(leave no one behind)」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標。2015年の国連サミットにおいて加盟国が合意した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられた。2030年を達成年限とし、17のゴールと169のターゲットから構成されている。

エッジAI(えっじえーあい)

全てのデータをクラウドで処理するのではなく、ネットワークのエッジ(末端)で情報処理を行うもの。爆発的に発生している大量のデータを高度に低消費電力で処理できるという利点がある。

OMO(おーえむおー)

OMOとは、「Online Merges with Offline」(オンライン・マージズ・ウィズ・オフライン)の略で、ECサイト(オンライン)と実店舗(オフライン)を融合した顧客体験の向上を目的とするマーケティング手法を指す。例えば、モバイル端末で利用可能なデリバリーサービスや、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用したサービスなどが含まれる。

O2O(おーつーおー)

O2Oとは、「Online to Offline」(オンライン・トゥー・オフライン)の略で、オンラインの情報や行動がオフラインの購買に影響を与えることを指す。インターネットとリアルが連携する状況およびその連携を強化する取り組みで、オンライン(=WEBサイト、インターネット広告、SNSなど)で広く情報発信をし、集めた見込み客をオフライン(=実店舗)へ誘導し購買を促すこと。

画像認識(がぞうにんしき)

おもにコンピューターによる画像上のモノの判別を行う技術のことで、AIの登場により、技術革新のひとつとして大きな注目を集めることとなる。画像解析が実用化されたのは、ディープラーニング技術の誕生、そしてハードウェアの進化が大きい。AI画像解析には、大きく分けて「分類」「検出」「生成」の機能がある。

GAN(がん)

GANとは、敵対的生成ネットワーク(Generative Adversarial Network)の略。生成ネットワーク(Generator)が偽のデータを作成し、識別ネットワーク(Discriminator)を用いて偽物を見破るといった作業を繰り返せることから「敵対的」と呼ばれる。主に、写真や映像のほか、テレビや映画の撮影、他人になりすまして報道番組に出るといった活用方法も模索されている。

GAFA(がーふぁ)

GAFA(ガーファ)とは、米国の巨大IT企業4社の頭文字を並べたもの。「G」はGoogle(グーグル)、「A」はAmazon(アマゾン)、「F」はFacebook(フェイスブック)、「A」はApple(アップル)を指している。これらの企業は、サービスを提供することで利用者の検索履歴や買い物傾向、情報端末の利用状況などの個人データを集め、それを活用することで事業の拡大を果たしている。 GAFAに、Microsoft(マイクロソフト)を加えた5社を指した「GAFMA(ガフマ)」という略称や、最近では動画配信サービスの大手「Netflix(ネットフリックス)」や、中国最大のネットショップである「Alibaba(アリババ)」、Googleの親会社である「Alphabet(アルファベット)」、「NVIDIA(エヌビディア)」を加えて、「FANG」「FAAA」「Fanng」と呼ばれる言葉も広がりを見せている。

機械学習(きかいがくしゅう)

コンピューターが大量のデータを学習し、分類や予測などのタスクを遂行するアルゴリズムやモデルを自動的に構築する技術。「統計的学習」「ディープラーニング」「強化学習」の3種類に大別される。

SaaS(さーす)

SaaSとは、「Software as a Service」(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)の略で、パッケージ製品のソフトウェアをインターネット経由でサービスとして提供・利用する形態のこと。パソコンにソフトウェアをインストールする必要はなく、どこからでもどんなデバイスでも、同じアカウントであれば同サービスが利用でき、リモートワークなどの働き方にも大きな影響を与えている。複数のチーム・ユーザーでの同時管理・編集も可能。

XaaS(ざーす)

XaaSとは、「X as a service」(エックス・アズ・ア・サービス)の略。「X」は未知の値であり、複数のアルファベットが該当することを意味する。「SaaS」「PaaS」「IaaS」などのコンピュータ資源をインターネット経由で提供・利用するクラウドサービスの総称。また、コンピュータ処理に必要となるすべてのサービスを、ネットワークを介したサービスの形で提供する概念で、「EaaS」(Everything as a service)と呼ばれることもある。

自然言語処理(しぜんげんごしょり)

自然言語処理とは、自然言語をコンピューターで分析する技術のこと。NLP (Natural Language Processing)とも呼ばれる。 人間が日常的に使用する言葉はコンピューターにとっては曖昧さが残り、同じ言葉でも話す人物や文脈によって違う意味を示すこともある。コンピューターで機械的に分析するには高度な技術が必要だが、最近ではディープラーニング技術が発展し、翻訳、文書生成などで優秀な成果を出し注目を浴びている。

深層学習(しんそうがくしゅう)

深層学習とは、ディープラーニング(Deep Learning)とも言われ、集めた大量のデータをもとに自動で学習する技術のこと。音声認識や画像の特定、識別、予測など、人間が行うタスクをコンピューターに学習させる機械学習の手法の一つ。精度の高い結果を導くため、必要な情報を自ら集められるのが大きな特徴。インターネットの普及により大量のデータが発生するようになり、さらにコンピューターの処理性能向上により短時間で処理が行えるようになったことから、急速に実用化が進んでいる。

GDPR(じーでぃーぴーあーる)

GDPRとは、EU一般データ保護規則(General Data Protection Regulation)のこと。欧州経済領域(EEA)における個人情報の取り扱いについて法的要件を定めた規則で、個人情報とプライバシー保護の強化を目的としている。 日本企業においてGDPRへの対策が必要となるのは、「EUに子会社や支店、営業所などを有している企業」「日本からEUに商品やサービスを提供している企業」「EUから個人データの処理について委託を受けている企業」など。 IPアドレスやCookieのようなオンライン識別子も個人情報とみなされ、個人情報を取得する場合、自らの身元や連絡先、処理の目的、第三者提供の有無、保管期間などについてユーザーに明記し同意を得なければならない。もし従わなかった場合、厳しい制裁金が課せられ、最大で企業の全世界年間売上高の4%以下、もしくは2000万ユーロ以下のいずれかが適用される。

Society 5.0(そさえてぃーごーてんぜろ)

サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)とされ、第5期科学技術基本計画において日本が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱。Society 5.0で実現する社会は、IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、様々な知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、これらの課題や困難を克服。また、人工知能(AI)により、必要な情報が必要な時に提供されるようになり、ロボットや自動走行車などの技術で、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの課題が克服されるとしている。

DaaS(だーす)

DaaSとは、「Desktop as a service」(デスクトップ・アズ・ア・サービス)の略で、契約者に計算資源などをサービスとして提供するクラウドサービスの一つ。パソコンのデスクトップ操作画面をネットワークを通じて遠隔の端末へ提供するので、簡易な端末などで利用できる。

転移学習(てんいがくしゅう)

AIのすでに学習済みのモデルを使い、用途に合うように学習させる方法。比較的少量のデータでも活用が可能となる。

ディープフェイク(でぃーぷふぇいく)

ディープフェイクとは、ディープラーニング(深層学習)を用いて、フェイク(偽物)の画像や映像を作り出す技術のこと。表情筋などを解析し、まったく別の人間の表情を生成することができる。元々はAI機械学習のためのデータの大量生成などの目的で生み出された技術だが、要人の発言を意図的に生み出すなど、犯罪やプライバシー侵害の目的でも利用されることがある。

ディープラーニング(でぃーぷらーにんぐ)

人工知能のうち、多層ニューラルネットワークを用いた学習方法で、機械学習の一種。特徴量を自動で学習するため、非構造データの扱いに長けており、画像認識、自然言語処理、音声認識といった分野で利用される。

DX(デジタルトランスフォーメーション)(でじたるとらんすふぉーめーしょん)

デジタル技術による業務やビジネスの変革のこと。 もともと、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念で、企業などがデジタル技術を活用したビジネスモデルの変革により、競争上の優位性を確立することという意味で使われることが多い。

データマイニング(でーたまいにんぐ)

データマイニング(Data mining)とは、企業がビジネスニーズに関連する知見を得るために、大量のデータを統計学や人工知能などの分析手法を駆使して抽出し、自動的にパターンを発見する分析手法のこと。データを分析することにより、商品の購入予測や分類、顧客の関連データ発掘などに用いられ、マーケティング活動を支援する統計的手法やツールの集合体とも言える。

ニューラルネットワーク(にゅーらるねっとわーく)

ニューラルネットワークとは、人間の脳神経のニューロンとシナプスのような構造をコンピュータ上で表現するための数理モデルのこと。入力層・中間層・出力層から構成される。ディープラーニングもニューラルネットワークの一種。

ハイプ・サイクル(はいぷさいくる)

ハイプ・サイクル(Hype Cycle)とは、米ガートナー社が提唱した新技術の定着までを示すグラフ。「ハイプ曲線」とも言われる。ある新技術の登場から、黎明期・流行期・幻滅期・回復期・安定期という5つの段階を経ると言われる。誇張的な技術を排除し、現実的に技術の歳費を判断するための指標として用いられる。

汎用人工知能(はんようじんこうちのう)

汎用人工知能とは、人間の持つ知識や情報処理能力、認知能力などに加え、意識や意志、心に相当するような自律的に行動する仕組みを備えた人工知能(AI)のこと。プログラムされた特定の機能以上の状況に対しても自ら学習を行い、能力を応用することによって問題を処理できるとされている。汎用人工知能の実現は非常に困難だと考えられていたが、ディープラーニングの技術が登場したことで再び研究活動が活発になっている。

HaaS(はーす)

HaaSとは、「Hardware as a Service」(ハードウェア・アズ・ア・サービス)の略で、「IaaS」の昔の名称。サーバー、ストレージ、ネットワーク回線など、システム構築に必要なハードウェアを提供するクラウドサービスを指す。

BaaS(ばーす)

BaaSとは、「Backend as a service」(バックエンド・アズ・ア・サービス)の略で、ウェブアプリやモバイルアプリが持つバックエンド機能をアプリケーションサーバー側が代行するクラウドサービスを指す。アカウント管理、データストア、プッシュ通知、サーバーサイド処理実装、分析といった機能が含まれているので、アプリ運用に必要な数値などが確認でき、開発スピードの短縮化にも役立つ。

PaaS(ぱーす)

PaaSとは、「Platform as a Service」(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)の略で、アプリケーションの開発に必要なプラットフォーム(ネットワークやサーバーシステム、OSやミドルウェアなど)をインターネットを経由して利用できるサービス。複雑で面倒な開発環境を整備する手間がなくなるというメリットがあり、システム開発に注力したいという場合に適している。また、開発後のプラットフォーム環境のメンテナンスにかかるコスト削減もできる。

PoC(Proof of Concept)(ぴーおーしー)

Proof Of Concept(プルーフ・オブ・コンセプト)の略語で、日本では「概念実証」「戦略仮説・コンセプトの検証工程」と呼ばれている。プログラミング・システム開発だけでなく、新薬の研究開発や販売プロジェクトなど、幅広いビジネス分野で取り入れられている手法だ。まずは目的達成や課題解決のための仮説をたてる。次に仮説が有効な手段かどうか、技術的に実現可能かどうかを検証する。

ブラックボックス問題(ぶらっくぼっくすもんだい)

ブラックボックス問題とは、AIが自己学習で得られた概念や知識、思考プロセスを人間が理解できず、AIの判断が道徳的・倫理的にも本当に正しくて信用できるか、という問題のこと。さまざまなビジネスプロセスを自動化してくれる人工知能(AI)技術だが、機械が自ら膨大なデータを学習し“自律的”に答えを導き出すという特性上、その「思考のプロセスが人間にはわからない」という問題が起こっている。

マシンラーニング(ましんらーにんぐ)

マシンラーニングとは、「機械学習」とのことで、コンピュータープログラムにある分野のデータを繰り返し与えることで、内在する規則性などを学習させ、未知のデータが与えられた際に学習結果に当てはめて予測や判断、分類などを行えるようにする仕組み。現代の人工知能(AI)研究における最も有力な手法の一つで、現在はデータ分析を元に予測や分類を行うテクノロジー全般のことを指している。

無人店舗(むじんてんぽ)

無人店舗とは、店員(人間)が存在せずに商品の売買が行える店舗のこと。IDなどによる本人認証、商品を管理するタグ、無人で決済が完了するキャッシュレス決済などを組み合わせることで実現しており、AIカメラなどによるセキュリティ管理も必須となる。将来的な人件費の削減、犯罪の抑制に期待されている。

ムーアの法則(むーあのほうそく)

ムーアの法則とは、米インテル社の共同創業者として広く知られているゴードン・ムーアが、1965年に自らの論文上で唱えた「半導体の集積率は18カ月で2倍になる」という、半導体業界の経験則のこと。「半導体の集積率」とは、技術的には「同じ面積の半導体ウェハー上に、トランジスタ素子を構成できる数」と同じ意味で、半導体の微細化技術により半導体の最小単位である「トランジスタ」を作れる数が、同じ面積で18ヶ月ごとに2倍であることが提唱されている。半導体の集積率の向上で、半導体の微細化・高速動作・低電力化が実現した。"

予測分析(よそくぶんせき)

予測分析とは、過去の履歴などを元に将来の状況を予測すること。統計学的な手法と、機械学習などをもとに予測モデルを作成・トレーニングし、将来予測に役立てる。新型コロナウイルスの蔓延状況から、気候変動のように予知しにくいものから、株価やビジネスのように一定のデータを元に割り出すものまで、さまざまなかたちで実用化され始めている。

Raas(らーす)

RaaSとは、「Retail as a Service」(ロボティクス・アズ・ア・サービス)の略で「小売のサービス化」という意味。小売企業が培ってきた革新的な販売・運用ノウハウや顧客情報などをほかの小売企業へサービスとして提供する形態を示す。RaaS提供企業が有するさまざまなノウハウや情報が共有できるので、自社データの強みと融合し活用することで同様の課題をもつ小売事業者に対してサービスの提供ができ初期投資が抑えられる。

リテラシー(りてらしー)

リテラシーとは、読み書き能力のこと。さまざまな分野で求められる最低限の知識などを指す。AIにおいては、AIに関する知識や技術を備えているかどうかを指して「AIリテラシー」などと言われる。

ルーチン(るーちん)

ルーチンとは、パターン化された定型の作業や業務のこと。英語は「Routine」で、日本語では「ルーティン」「ルーティーン」などとも訳される。AI研究のひとつとして、人間の思考に近い反応を返す「思考ルーチン」などの研究も行われており、主にボードゲームや囲碁・将棋などのコンピューターとして使われている。

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