AI入門

AIカメラでできることとは?活用シーンや仕組みを解説

AI Start Lab 編集部 2021.11.15

AIカメラとはどのようなデバイス・製品なのか


コロナ渦で広く普及した、カメラ画像による体温検出AIデバイスに見られるように、カメラにAI(人工知能)を搭載したものが、AIカメラだ。

カメラで映像を撮影し、この映像をAIが解析することでこれまでの監視カメラやネットワークカメラにはできなかった、人や物体を認識することなどが可能になる。

スマートフォンで撮影した顔を認識したり、文字をテキスト化したりできるAIカメラアプリは広く使われているが、一般的にAIカメラといった場合には、カメラとコンピュータを組み合わせたデバイスを指すことが多い。

AIを活用するには、通常、画像認識を行う対象物の特徴を学習させるなどのAIのアルゴリズムの生成が必要になるが、AIカメラには学習済みのモデルがすでに組み込まれていることが多い。

カメラ・コンピュータ・AIモデルがひとつのパッケージとして製品になっているのが、AIカメラといえる。そのメリットは、導入が比較的簡単で、さまざまな用途に利用されることが想定されているAIモデルを活用すれば、すぐに使い始めることができる点だ。

AIカメラでできることとは?



AIカメラの用途として、現在できるのは次のようなことだ。

人物の検知


カメラに映った人の人数や属性、特定の姿勢の判定や、特定エリアへの侵入・滞在時間検知などを行う。侵入禁止エリアへの侵入検知や、不審な動きをする人物の検知などのセキュリティへの利用や、人数カウントや人数の可視化による混雑状況の把握、店舗内での人の動きを検知することでのマーケティングへの応用といった用途など、さまざまに活用される。

物体検知


特定の物体を検知するもので、車両の台数のカウントや、製造業での外観検査・異物検出、店舗においての商品在庫状況の確認などに活用されている。

顔認識



カメラに映った人物の顔を認識し、年齢や性別といった属性を判定したり、あらかじめ登録された人物と合致するかを判定する。オフィスで登録された社員を認識して解錠したり、勤怠管理への活用、無人店舗でクレジットカード情報と紐づいた個人の買い物の決る、店舗内に入った人や店舗前を通った人の属性を集計するといったマーケティング用途などに利用される。

文字認識


映像内の文字を認識する。車両のナンバーや荷物に書かれた送り先など、文字情報を活用したい場合に使われる。類似のものとして、バーコードの認識がある。

これらは用途に応じて組み合わせて利用することもできる。また、認識結果の出し方にもさまざまな形があり、人数や属性などを数字として確認したり、人の動きをヒートマップとして表示するもの、人物をアイコン化して表示するものなど、さまざまだ。

AIを活用する利点として、データが増えることによって精度が上がったり、未来の予測ができるようになるということもある。

AIカメラの仕組み


カメラ・コンピュータ・AIモデルがひとつのパッケージとなっていることが多いAIカメラだが、デバイスとしてはいくつかの形がある。

まず、カメラとコンピュータが一体化されているもの。ひとつのデバイスとなっているので、管理の手間が低減される、カメラとコンピュータの組み合わせを検討する必要がなく導入がしやすいといったメリットがある。既存の監視カメラを活用できないことや、設置場所や用途に適したカメラを選ぶことができない、といったデメリットもあるので、導入時によく検討することが必要となる。

OPTiM AI Camera Enterprise」のシステム構成例。さまざまな業種の課題やニーズに応える300種類の学習モデルが活用できるサービス

カメラとコンピュータを別々に用意するものは、エッジ端末と呼ばれる専用のコンピュータが数多く出てきており、用途にあったさまざまなカメラと自由に組み合わせることができる。暗い場所や、望遠が必要な場合、広い範囲を撮影する場合など、性能が高いカメラを選ぶことができる。

監視カメラ画像をクラウド上で解析する「OPTiM AI Camera」のシステム一例

もう一つは、カメラ映像をクラウド上で解析するもの。ネットワークカメラやゲートウェイを介して映像をアップロードしてクラウド上で解析する場合や、ネットワークに送る前にデータをある程度処理して転送量を減らす場合がある。コンピュータが必要なく、設置場所の制約が受けにくい、ネットワークカメラ1台から始められるという利点がある。

AIカメラを始めるには?


AIカメラは、AIモデルがパッケージ化されていることが多いが、さらに高度な処理をしていくためには、AI処理の性能や柔軟性も考慮する必要がある。

しかし、もっとも大事なのは、AIカメラから得たデータの活用方法について考えることだ。どんなデータを取ることでどのような効果があるかをあらかじめ、決めておかなければ、導入したはいいが、どんな効果があるのかがわからないまま、役立たないという理由で活用をあきらめてしまうことになりかねない。

ただ、これまでにないソリューションであるAIカメラは、なかなか利用方法や効果が前もってイメージできない部分もあるだろう。

そんなときには、導入が容易で価格も抑えられる入門的なAIカメラをまず導入し、トライアルとしてスタートするのも一つの手だ。


たとえば、店舗などでの来店客の属性分析や人数カウントであれば、手持ちのスマートフォンやダブレット端末にアプリをインストールするだけで使い始められるオプティム 社の「OPTiM AI Camera Mobile」がある。月額1,950円からという価格も気軽に始めるにはぴったりだ。

「OPTiM AI Camera Mobile」の詳しい情報はこちら

また、同じオプティム から、既存の監視カメラを活用して店内や施設内の混雑状況を可視化、Webやサイネージで表示したり、将来の混雑状況を予測したりすることができる「OPTiM AI Camera」というサービスもある。


こちらは「ぐるなび」が提供する「飲食店LIVEカメラ」というサービスにも使われている技術で、監視カメラで取得した画像データはクラウドで処理されるので、導入が簡単であり、価格も月額3,278円〜とかなり抑えられている。

こうした導入しやすいサービスを活用することは、これからのAI活用に対しても、プラスになる経験を得られるだろう。

「OPTiM AI Camera Mobile」の詳しい情報はこちら

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AI Start Lab 編集部

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