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GoogleのコロナAI予測、6月に入ると新規感染者数は若干の減少傾向

AI Start Lab 編集部 2021.5.13
グーグル(Google)が昨年11月から公開している新型コロナウイルス感染予測サービス「COVID-19 Public Forecasts」の日本版「COVID-19感染予測(日本版)」によれば、5月11日〜6月7日までの28日間の陽性者数は177,249人、6月7日の新規感染者数は、6,225人と予測。東京、大阪、兵庫、京都の4都府県に、12日から愛知県と福岡県が加わり、6都府県に拡大された緊急事態宣言や、8道県に拡大した「まん延防止等重点措置」の影響が、わずかながら見られる傾向となっている。

東京は5月20日をピークに減少傾向にあると



東京都の1日の新規感染者数は、5月20日の1,076人をピークに徐々に減少していくと予測。5月21日以降は新規感染者数の7日間移動平均が800人台となり、6月初旬には600人台にまで減少していくとしている。緊急事態宣言の効果が多少なりともあらわれると予想されている。

大阪にもゆるやかな減少傾向に



医療のひっ迫が続く大阪府は、Googleの予測によると、ようやくゆるやかながらも減少の傾向が見られ、5月後半には1日の感染者数は700人台前後になる日もあると予測。徐々にではあるが、東京都と同様の減少傾向が出現するとみられる。

なお、このグーグルによる「COVID-19感染予測」は、日本全国での新型コロナウイルス感染に関する予測情報を、都道府県別に提供。今後28日間に予測される死亡者数、陽性者数、入院・療養等患者数などをダッシュボードで示しているもの。

AIと膨大な疫学的データを組み合わせ、さらに、時系列の予測を扱う斬新な機械学習のアプローチを採用することで実現。アメリカ版の「COVID-19 Public Forecasts」は、Google Cloud AI とHarvard Global Health Instituteが提携して開発。ジョンズ ホプキンス大学、Descartes Lab、米国国勢調査局などが公開しているデータを使用してトレーニングされているという。

日本版の公開にあたっては、「Googleコミュニティモビリティレポート」や「Covid-19 World Symptom Survey」、厚生労働省のオープンデータ、首相官邸の発表、国立感染研究所感染症情報センターのデータなどを利用。国内のデータでトレーニングを行ったことで、予測結果には日本の状況が反映されているとしている。

一部のデータソースでは、最新情報の反映に1日~3日程度要することから、予測出力時の入力データのすべての最新情報が含まれていない可能性があるという。また、検査の報告方針の変更など特定の要因で陽性者数が突然変化したような場合、この変化がデータソースや予測結果にタイムリーに反映されない場合があるとしている。

この予測モデルは、医療機関や公的機関をはじめとした新型コロナウイルスの影響を受ける組織が、今後より適切な対処を検討・準備する上での参考情報の一つとして利用されることを目的に公開しているとしており、グーグルでは、利用の際はユーザーガイドを必ず参照し、このデータ単独ではなく複数の参照可能なデータと合わせてご活用してほしいととしている。

*5月13日更新

COVID-19 感染予測 (日本版) の公開について
https://cloud.google.com/blog/ja/products/ai-machine-learning/google-and-harvard-improve-covid-19-forecasts

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AI Start Lab 編集部

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