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イオンのAIストア化が進む〜AIカメラや「AIカカク」を各店舗に順次導入

AI Start Lab 編集部 2021.5.27
イオンリテールは新規オープンする「イオンスタイル川口」(埼玉県川口市)を皮切りに、店内カメラの映像を分析し、接客や判断業務、より良い売場レイアウトの実現につなげる「AIカメラ」を約80店舗に順次導入する。

また、7月までにほぼ全店(約350店舗)へ商品の販売実績や天候・客数などの環境条件を分析し、割引時に適切な価格を提示する「AIカカク」を順次導入する。

接客や店内レイアウト、来店客の年齢判別などにAIカメラを活用



AIカメラは、店内映像を分析し接客・売場改善をサポートする。
衣料品や暮らしの品売場では、来店客の行動を分析・学習することで接客が必要かどうかをAIが判断。接客を必要な場合に従業員に通知する。

レジ前では、設置したカメラの映像をもとにAIが来店客の年齢を分析し、未成年者と推定した場合は自動でレジ従業員に通知。AIを活用することにより高精度で推定され、レジ従業員が年齢確認の判断業務から解放される。


また、AIカメラで撮影した映像データを分析することで、来店客の立ち寄り時間の長い売場や動線、手を伸ばす頻度が高い商品棚などをヒートマップにより可視化し、売場レイアウトの変更や店舗ごとに異なる売れ筋商品の充実につなげる。

AIカメラのシステムは、富士通株式会社 のAI映像解析ソリューション「グリーンエイジズ・シティワイド・サーベイランス」を採用。一般的な映像解析で用いる顔の特徴を取得せず、体格や服装などの特徴から人物検知や属性(性別、年代)を推測可能なため、マスク着用時でも高精度な解析ができる。加えて個人情報を取得しないため、プライバシー保護も強化されるという。

データに基づきAIが適切な割引率を提示する「AIカカク」



「AIカカク」は、販売実績や天候・客数などの環境条件をAIが学習し、時間帯ごとに各商品の陳列量に応じて適切な割引率を提示する。2020年11月から先行導入を実施した店舗においては、コロッケや天ぷらなどの総菜について平均で割引率が2割強改善したという。

「AIカカク」は店頭でバーコードを読み取り、陳列数を入力するだけの簡単操作で使え、入力後はAIが提示した割引率で携行のシール発行機から自動印刷され、該当商品にシールを添付すると作業が完了。経験に関わらず作業を進めることができ、値下げや売り切り業務に関わる教育時間も軽減できる。


このほかにも、イオンでは来店客自身がスマホでバーコードを読み取ることにより、レジでの待ち時間をなくす「レジゴー」のサービスも展開している。店舗のスマート化、効率化やサービス向上にAIやテクノロジーの活用が進展している。


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AI Start Lab 編集部

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