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衛星データからAIが東京の3DCGを自動で生成!地上からの視点でも画像の劣化が少なく

AI Start Lab 編集部 2021.6.4
株式会社スペースデータは、衛星データから3DCGを活用してバーチャル空間に世界の都市を自動生成するAIを実験的に開発した。

今後は誰でも無料で使える地球のデジタルツインとしてAIが自動生成した3Dモデルを無償で公開していく予定だという。

映像は東京都内の一部の地域をAIが再現したもの。

株式会社スペースデータは、「宇宙 × データ」をテーマとした研究開発を行う宇宙スタートアップ。人工衛星から取得できる地上の静止画像と標高データ(DEM・DSM)で機械学習を行い、地上の構造物を自動で検出・分類・構造化した上で、AIに地上の3Dモデルを自動生成。3DCG技術によって石・鉄・植物・ガラスなどの細かな材質も自動的に再現した。


Google Earthに代表される従来の3D地球儀は衛星写真や航空写真を3Dモデルに貼り付けた形で提供されることが一般的で、俯瞰的な視点で地上を再現するには向く一方で、人間が地上を歩く視点では写真の解像度が足りず劣化してしまい、VR・ゲーム・映像制作・自動運転など高度なビジュアルが求められる領域では活用が進んでいなかったという。

今回開発したAIアルゴリズムは、従来の3D地球儀が苦手とする人間視点(一人称視点)での3Dモデルを自動生成することを得意とし、近い距離でも景観が劣化しにくいためVRやゲームや映像制作といった三次元空間を人間の視点で動き回るような用途にも活用しやすい。

これは、衛星データに機械学習をかけて地上の構造物の意味(物体の種類・形状・色・材質・高さ・広さ・役割など)をシステムに一度理解させた上で3Dモデルに再変換をかけているため、物体に近づいても景観を劣化させずに表現することが可能になっています。

また、従来の3D地球儀だと写真に写り込んだ看板や広告などの肖像権や著作権を犯した状態で提供されることが大半で、企業がそのまま活用するのは法的にグレーな状態が続いていました。今回は地上の構造物を学習させた上で、AIによって看板などを除いた確率的に最も近い3Dモデルを自動生成させる手法をとっているので、従来のグレーゾーンの問題も気にせずに利用できるというメリットがあるという。

今後、同社はAIによって自動生成された地球の様々な地域の3Dモデルを公開し、誰でも使えるように無償提供していく予定だという。


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AI Start Lab 編集部

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