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一度に15万人の顔認証が可能に。パナソニックの世界最高水準技術

AI Start Lab 編集部 2021.7.23
パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社(以下:パナソニック)は、世界最高水準*の顔認証技術を活用した顔認証クラウドサービスの顔認証エンジンの新バージョンを2021年7月より提供開始した。

本技術では、一度に照合可能な人数を15万人に拡大し、本人認証エラーも従来比1/7に低減。また、様々なカメラ付きデバイスでの使用、場所を選ばず多拠点での利用・展開が可能になる。パナソニックは、監視カメラの開発から60年以上の歴史を積み重ねてきた技術力を元に幅広い分野での展開を目指すという。

近年、パンデミックの拡大を受け、非接触対応や省人化のニーズは急増し、コンサート会場やスポーツスタジアム、商業施設などの大型施設では、非接触での受付対応や人・モノとの接触機会を低減する手段として、顔認証のさらなる活用が期待されている。

そこで今回、パナソニックの顔認証エンジンの特長である、認証精度とロバスト性**を更に高いレベルで両立させ、高精度な顔認証クラウドサービスを開発。入退システムのような高い認証精度が求められる用途や、防犯システムなど高い環境適応が求められる用途でも顔認証を活用でき、様々なニーズへの対応が可能となった。

顔認証エンジン 新バージョンの特徴


1. 同時照合人数の拡大



従来の等身大検知技術から頭部検知技術を用いることで、処理負担を軽減し、広範囲での認知に成功。一度に照合可能な人数を従来の3万人から15万人へ大幅に拡大した。

これにより、大規模なイベントの入場管理や従業員数の多い企業の勤怠管理においても、顔認証を導入しやすくなった。

2. 認証エラーの低減



独自のアルゴリズムを用いることで、従来誤認していた木の葉や網目、傘を正しく認識することができるようになった。また、本人認証エラーも当社従来比1/7に低減。

これにより、大規模な利用でも高精度かつスムーズな運営が可能となり、運営負荷の軽減と同時にユーザーの待ち時間の削減にも繋がった。

3. マスク着用時の対応強化


マスク着用有無の判定結果を用いる独自の照合アルゴリズムにより、マスク着用時の1:1認証の認証率(他人受入率10万分の1の時の本人受入率)で99.9%以上を実現し、かつマスク着用時に照度変化や顔の向き、角度変動があった場合でも本人認証エラーを従来比1/3以下に低減した。マスク着用時の認証率が向上することで、導入企業・ユーザーの双方にとって安心安全な運用をが可能になった。


今後、パナソニックは、顔認証技術に加え、センシングやエッジデバイスを組み合わせ、現場の課題に寄り添い、経営課題を解決することで、「現場プロセスイノベーション」の実現を目指すという。

*2017年4月28日に公開されたNIST公式の評価レポート(IJB-A Face Verification Challenge Performance Report、IJB -A Face Identification Challenge Performance Report)において世界最高水準の評価を得た。その後もさらなる顔認証技術の強化で認証精度向上とエラー削減を続け、NIST「FRVT 1:1」(2021年5月24日発行)の「Ongoing Face Recognition Vendor Test」においても、世界最高水準の評価結果を取得した。

**顔の向きが正面でない、照明が不十分で顔が暗い、マスクや眼鏡などで顔が隠れている、などの顔認証にとって不利な条件による認証結果への影響を抑制すること。


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AI Start Lab 編集部

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