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サイバーリンクのAI顔認証エンジン「FaceMe」、ASUSのシングルボードコンピューターと統合発表

AI Start Lab 編集部 2021.9.2
AIと顔認証技術のパイオニアであるCyberLink Corp.(サイバーリンク)は、ASUSTeK Computer Inc.と提携し、FaceMe® AI顔認証エンジンをASUSのシングルボードコンピューター(SBC)、Tinker Board 2に統合することを発表した。

この統合により、幅広い分野(小売業、公共サービス、接客業など)に導入可能なサービス(セキュリティ、アクセス制御、訪問者管理など)を実現する統合顔認証ソリューションの提供が可能となる。

今回統合された各技術の特徴


1. FaceMe


サイバーリンクのFaceMe SDKはAI顔認証エンジンで、ArmベースのSoCとAndroidに最適化されており、リアルタイムでの顔検出と特徴点抽出が可能。

顔認証の精度に関する業界内で最も厳格な評価テストNIST(アメリカ国立標準技術研究所)FRVT(顔認証ベンダーテスト)の 1:1 および 1:N テストで世界第6位にランクインし、Windows、Linux(Ubuntu、RedHat、CentOS)、JetPack(Jetson)、iOS、Android といったオペレーティングシステムをサポートするとともに、多くの CPU、GPU、SoC、APU、VPU に最適化されており、幅広い AI/IoT デバイスに顔認証を統合することができる、柔軟性にすぐれたソリューション。

2. ASUS IoT Tinker Board 2


ASUS IoT Tinker Board 2は、Android 10に対応したArmベースのシングルボードコンピューターであり、64bit Arm v8アーキテクチャに対応した6コアRockchip RK3399 system-on-a-chip(SoC)と、マルチコアMali-T860を搭載し、卓越したパフォーマンスを誇る。

Tinker Board 2は、豊富な有線・無線インターフェース、デュアル4K画面出力をサポートしており、デジタルサイネージ、サービス端末、POS端末などに容易に導入することができるソリューションであり、小売業や公共サービス、接客業や医療機関などのアクセス制御システム向けにも最適だ。

統合顔認証ソリューションで、さらに高度なデータ収集が可能に


これら(FaceMeとTinker Board 2)を含む顔認証エッジAI開発キットは、例えば、デジタルサイネージに実装することで、リアルタイムで顔を検出するとともに、年齢、性別、表情などの属性を推定し、統計や広告のパーソナライズに使用できる貴重なデータの収集が可能である。

他にも、ホテルのチェックイン端末では登録済みの会員を即座に識別し、会員ごとにパーソナライズされたサービスを非接触で迅速に提供できる。

提携により幅広い活用の実現へ


今回の統合を発表するにあたり、サイバーリンク最高経営責任者(CEO)ジャウ・ホァン博士(Dr. Jau Huang)は「顔認証は、急速に成長しているIoTソリューションを強化するための最もポピュラーなテクノロジーの1つ。IoT向けコンピューターの世界的リーダーでありソリューション開発者であるASUS社と提携し、世界でトップレベルに正確で柔軟な顔認証SDKの1つであるFaceMeを提供できることを光栄に思う。」とコメント。

また、ASUS IoT部門ゼネラルマネージャーのKuowei Chao氏は「エッジAIは現在、様々な市場のAI/IoTにおいて重要な位置を占める先進テクノロジー。世界をリードするAI顔認証テクノロジー企業であるサイバーリンク社との提携によって、競合する製品と比べより強力なパフォーマンスを持ち、さまざまな分野(スマートリテール、医療、セキュリティなど)に最適なSBCであるTinker Board 2に顔認証ソリューションを統合できることをうれしく思う。」とコメントしている。


プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000005271.html

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WRITTEN by

AI Start Lab 編集部

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