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老舗製造業、AIベンチャーと共同で汎用的なゴム製品の外観検査AIシステムを開発

AI Start Lab 編集部 2021.9.8
土木事業・福祉事業やゴム製品の製造を行う創業85年の老舗モノづくりメーカー錦城護謨株式会社(以下、錦城護謨)は、目視検査業務の効率化を実現する画像認識エッジAIを提供する株式会社フツパー(以下、フツパー) と共同で、AIを用いた外観検査システムの共同開発を実現。

さらに、地域産業のデジタル化に大きく貢献できる先進的ビジネスモデルを創出したことが認められ、経済産業省より地域新成長産業創出促進事業費補助金に採択された。

従来、ゴム・プラスチック・樹脂製品の不良品検査においては、ほとんどが人の目視により行われている。近年の少子化や人材の高齢化、人的ミスの影響を大きく受け、特に地域産業を担う中小企業では大きな課題となっていた。

このたび両社は、AIを用いた外観検査システムの共同開発を実現。さらには製造業他社への水平展開を目指していく。新たな検査方法の導入による従業員の負担軽減と省人化、AI学習による検査精度の飛躍的な向上を図り、製造業界全体のスマート化に寄与していくという。

またデータを蓄積しながらも、従来のAIと比べて少ない通信量で画像判定ができるエッジAIを用いたビジネスモデルを構築し、ネットワーク環境を課題とする中小企業製造現場のデジタル化を促進していく。

地域新成長産業創出促進事業費補助金とは


経済産業省が地域経済を牽引する企業のデジタル化を支援し、地域の高生産性・高付加価値企業群を創出・強化することを目的として公募している補助金。新事業実証(試作、顧客ヒアリング、事業性評価と改善等)による地域産業のデジタル化のモデルケース創出、地域への横展開を目指し、2社以上の共同体に対して交付される。当補助金が、今回フツパーと錦城護謨の共同体に対して交付された。

フツパーは企業の労働力不足へのソリューションを提供するAI開発ベンチャー企業。「はやい・やすい・巧いAI」をミッションに、「SF世界のAIではなく労働力不足を解決するための道具としてのAIを開発する会社、必要なものを必要なところに届ける手段(=AI)を作る会社」として企業活動を行っている。

一方、錦城護謨は創業85年の老舗モノづくりメーカー。大手ブランド家電、医療機器をはじめ、様々なゴム部品で日本の経済活動に貢献してきた。さらには土木事業、福祉事業に加え、自社ブランド「KINJO JAPAN」を立ち上げるなど、多事業展開を特徴としている。

今回の共同体においては、大手企業がベンチャー企業を資金面でサポートできる連携に比べ、まだまだ事例の少ない老舗中小企業とベンチャー企業の連携となる。


PR TIMES
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