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NEC、タブレットでロボットを簡単操作。「ピック&プレイス」作業の生産性向上するAI技術開発

AI Start Lab 編集部 2021.10.22
NECは、物品をピッキングして指定のトレイへ運ぶピック&プレイス作業におけるロボット導入のハードルを下げることで、作業の生産性を大幅に向上できる技術を開発した。

具体的には、操作者が運びたい物品をタブレット画面の映像から指定するだけで、ロボットが物品をあらかじめ指定されたトレイにピック&プレイスする。

従来、ロボットがピックアップする物品を認識するために、1品あたり数十分~数時間を要していた物品情報の事前登録を省略できるようになる。さらにロボットアームの動きはNEC独自のAIが自動で準備するため、ロボット操作の非熟練者がすぐにロボットの利用の開始が可能だ。

図:ロボットシステム導入の効果

現場に残るピック&プレイス作業をロボット化する手段として、人が目の代わりとなってロボットを遠隔操作する遠隔操作ロボットが注目を集めており、世界市場規模は2019年で199億円、2027年には868億円に拡大することが予想されている。

しかし、従来の遠隔操作ロボットでは、カメラ映像を見ながらゲームコントローラなどを利用してロボットの手先を操縦するため、手先位置の微調整や衝突回避など操作者にスキルが必要だった。加えて、操縦者が一台のロボット操作にかかりきりになるため、1人1台の操作が限界であり、作業効率向上が課題となっていた。

今回NECは、操作者がタブレット画面の映像から運ぶ物品を指定するとロボットに物品の把持位置を通知するUIシステムを新たに開発。本システムを、「指定した物品を指定のトレイに運ぶ」という作業目標の指示だけで人手で数時間程度を要していた作業教示(ティーチング)なしにロボットが作業を自動実行できるようにするNEC独自のAI「目標指向タスクプランニング」と組み合わせることで、非熟練者だけで、ロボットによるピック&プレイス作業を実現可能にした。

さらに、人の介在が必要なのはロボットに作業指示を与える数秒間だけなので、操作者1人が複数台のロボットを同時並列操作でき、作業効率が大幅に向上する。


PR TIMES
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AI Start Lab 編集部

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