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アズビルと関西電力、発電設備向け「AI異常検知システム」を協同開発

AI Start Lab 編集部 2021.11.8
アズビル株式会社と関西電力は、発電設備を対象にAIを活用した異常検知システムの共同開発を進めることに基本合意したと発表した。

今回の共同開発は、発電事業者である関西電力と計測・制御機器メーカーであるアズビルという異業種の2社が協業。関西電力が持つ火力発電に関するO&M(発電所の運転・維持管理業務を行うこと)や大量の運転データおよび異常検知ツールの運用ノウハウと、アズビルが持つ異常予兆検知システム BiG EYES™およびAI開発・運用に関するノウハウを集約して、発電設備を主な対象とした異常検知システムの開発・展開を目指す。


火力発電所では監視対象となる設備が多種であることに加え、発電出力や運転環境の変動により運転状態が時々刻々と変化するため過去の運転挙動が再現されることが少なく、さらには同一の不具合事象が再発することが稀であることから、広範な設備監視を行う必要がある。

一般的に、AIを用いて広範な設備監視を実現するためには、火力発電所とAI両方に関する専門的な知見を有する要員が、膨大な量のAIモデル構築と運用開始後のモデル維持管理作業を行う必要があり、その要員の確保とAIモデルの構築・維持・管理に対する労力が課題だった。

そこで関西電力とアズビルは、BiG EYESをもとに、設備異常検知の網羅性と機能構築のさらなる効率化を実現する発電設備を主な対象とした異常検知システムの開発に向けて共同で取り組んでいくことに。

今回の共同開発により、従来は労力の問題から監視対象に含めることができなかった設備や異常事象も広く監視可能となり、運転管理・設備管理レベルが向上。電力のさらなる安定供給に貢献していく。

関西電力とアズビルは、2021年度中を目標に本件にかかわる開発業務を完了し、2022年度より本システムの販売を実施する予定だ。


プレスリリース
https://www.azbil.com/jp/news/210915.html
プレスリリース[PDF]
https://www.kepco.co.jp/corporate/notice/notice_pdf/20210915_1.pdf

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WRITTEN by

AI Start Lab 編集部

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