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カゴメ茨城工場、AI画像判定サービスを活用した「夾雑物除去システム」本格稼働開始

AI Start Lab 編集部 2021.11.10
カゴメ株式会社は、株式会社YE DIGITALの開発したAI画像判定サービスを活用した夾雑物(トマトの変色部、皮、ヘタ)除去システムを「カゴメ茨城工場」に導入し、2021年11月から本格稼働を開始したと発表した。

AIがトマトの夾雑物を判別し、透明な箱内のロボットが吸引除去する。

今回カゴメがAIを活用した夾雑物除去システムを導入したのは、トマトソースやサルサ等の製造工程においてコンベアで流れてくるダイストマト(ダイス状にカットしたトマト)に、夾雑物が混入していないかを確認し取り除く工程。

茨城工場に導入したAIを活用したトマトの夾雑物除去システム(提供:カゴメ株式会社)

ダイストマトの夾雑物はトマトの産地によっても差があり、その判別作業は集中力を必要とする熟練作業のため、将来的な人材不足が懸念される中、自動化が課題となっていた。

今回導入された夾雑物除去システムは、ダイストマトの画像からAIで夾雑物を判別し、ロボットでその夾雑物を除去するもの。ロボットは株式会社安川電機製を採用し、システムエンジニアリングは安川グループの末松九機株式会社が担当した。

今回の導入前検証では、産地を問わず1つの判別モデルで夾雑物検知を行うことでユーザ側の運用の手間を削減することができ、高い検知精度を実現。また、検出した夾雑物を分類し、発生状況を分析・見える化を実現することで、夾雑物混入削減に向けた取り組みにつながることが判明した。

今回のシステムにおいて、夾雑物判別の自動化が最重要技術課題だったが、YE DIGITALのAI画像判定サービスを活用することでこれを解決し、将来的な労働力不足の解消につながる取り組みとなった。

導入システムの特長


1. 認識精度の高さ:個体差に対応


  • 画一でない対象物の画像判定において、高い精度を実現
  • 運用を意識したサービス提供により、容易に導入が可能
  • 常に新しい汎用アルゴリズムを検証し、提供するサービスに適用することで、高い精度を維持
  • ユーザー専用のアルゴリズム作成することで、高精度な検出を実現

2. ロボット・コンベア連携:最小で2~3mmの夾雑物の除去が可能


AI画像判定サービスとロボットによる除去を連動するには、AIの判定結果をロボットに、座標データとして的確に伝達する必要があるが、位置精度や同期等、技術的に難易度が高く、そのインタフェース開発にはロボット設備の知識を熟知している必要がある。

YE DIGITALは、ロボット技術を活用したシステムの実績を持つ末松九機と協力し、AI画像判定サービス・ロボット・コンベア連携による高速ピッキングを実現。

カゴメは今回の取り組みを通じ、将来的な労働力不足を解消し、持続可能な製造現場作りを目指す。


PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000065567.html

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AI Start Lab 編集部

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