ニュース

AIで5Gネットワークを自動復旧させる実証実験。23年以降の実用化目指す

AI Start Lab 編集部 2022.1.15
KDDI、日立製作所、日本電気株式会社(以下、NEC)、沖電気工業(以下、OKI)は、「AIネットワーク統合基盤」を活用し、5Gネットワーク障害時の自動復旧システムの有効性を確認する実証実験を2021年より開始。2023年以降の社会実装を目指す。

本実証実験は、国立研究開発法人情報通信研究機構 (以下、NICT)と共同で受託した総務省情報通信技術の研究開発における「革新的AIネットワーク統合基盤技術の研究開発(以下、本研究開発)」の一環として取り組まれている。

「AIネットワーク統合基盤」を活用した実証実験イメージ

5Gでは、IoTやコネクティッドカーなど、通信があらゆるモノにつながることで多種多様なサービスを提供する一方で、新サービスの開始や予期せぬサービスの急激な利用増によるボトルネック発生などの障害も想定されている。また、多くのモノがつながることで複雑化するネットワークにおいても、サービス品質を満たすネットワークの構築や、運用技術の確立が不可欠となっている。

本研究開発では、ネットワーク事業者、システムインテグレーション事業者、サービス事業者が連携し、AIの活用により、5Gのスタンドアローン (SA) 構成で主流となる仮想化されたネットワークを自動的に構築・運用することを目指す。

これにより、AIがネットワークの障害を検知した際に、例えばコネクティッドカーの通信制御をマルチアクセスエッジコンピューティング(以下、MEC)(※1)に配置し最適化するなど、自動的にネットワークを再構築することで、ボトルネックの解消を図っていく。

本実証実験は、NICTが運営する「JGNテストベッド(※2)」を用いて、ネットワーク機能を仮想化した5Gコアネットワークに加え、MEC機能やクラウド機能を構築して行っていく。

また、総務省の「革新的AIネットワーク統合基盤技術の研究開発 (JPMI00316)」によって実施した成果を含む。なお、本実証実験により得られた成果については、2021年3月に行われる一般社団法人電子情報通信学会が主催する総合大会での発表が予定されている。

※1:通信端末に近い場所にサーバーを配置することで通信の遅延時間を短縮させる技術
※2:NICTが提供するICT開発の基盤となる超高速研究開発ネットワーク試験用環境


プレスリリース
https://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2021/02/09/4964.html

印刷ページを表示
WRITTEN by

AI Start Lab 編集部

AI・人工知能のビジネス活用についての情報をさまざまな視点からお伝えしていきます。

AIのビジネス活用に関する
最新情報をお届け

会員登録

会員登録していただくと、最新記事やAI関連のイベント情報を受け取れたり、その他会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。