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AI Japanで新型コロナウイルス感染症対策にかかわるAIを活用した取組みを公開中

AI Start Lab 編集部 2020.10.13
人工知能研究開発ネットワーク事務局では、人工知能(AI)研究にかかわる統一的な情報発信の第一弾の特集として、大学・公的機関の会員に対して、新型コロナウイルス感染症対策に関連するAIの取り組みの調査を実施。とりまとめた結果を公表している。

人工知能研究開発ネットワーク(AI Japan R&D Network)は、政府のAI戦略2019を踏まえ、人工知能の研究開発に関する統合的・統一的な情報発信や、AI研究者間の意見交換の推進などを行い、日本のAIの研究開発などの連携の機会を提供することでAI研究開発の活性化を図ることを目的に、2019年12月に設立された。


このネットワークは、産業技術総合研究所(産総研)、理化学研究所(理研)、情報通信研究機構(NICT)を中核会員とし、AIの研究開発などに積極的に取り組む大学・公的研究機関などの利用会員等によって構成されるネットワーク(コンソーシアム)で、ネットワークの会長には、AI戦略実行会議構成員・AIステアリングコミッティー座長で株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所代表取締役社長の北野 宏明氏が就任している。

人工知能研究開発ネットワークでは、「人工知能( AI)は 、治療薬開発、感染シミュレーション、遠隔環境整備など様々な側面で新型コロナウイルス感染症対策にも貢献し得る、汎用的でかつ強力な技術」とし、23大学・機関、72件の取組みをまとめた。

取り組みは、次の5分野にわけて紹介されている。

  • 感染症対策に係る研究全般支援に対するAI支援
  • 感染把握~治療に対するAIによる支援
  • 感染症の伝搬抑制、人の社会的行動把握に対するAIによる支援
  • 遠隔環境整備に係るAI利用
  • その他

「遠隔環境整備に係るAI利用」のなかには、【テレワーク、ビジネス】をテーマとした分類があり、次のような取り組みが紹介されている。

・拡張テレワーク技術とその展望(産総研)
・AIサービスシステムによる体験共有遠隔環境整備(産総研)
・withコロナ時代にリモートコミュニケーションを支援する同時翻訳技術(NICT)
・知的感性活動を促すテレワーク聴環境の実現(東北大学)
・VR体験のリアリティを高める適応的触覚提示ユーザインタフェースAI(東北大学)
・テレワークが人間に与える影響の調査・改善策(理研)
・コミュニケーション機会を維持したオフィス・リモートワークスケジュールの策定(東北大学)

テレワークの今後の進展にかかわるようなテーマ(拡張テレワーク技術とその展望、VR体験のリアリティを高める適応的触覚提示ユーザインタフェースAI、テレワークが人間に与える影響の調査・改善策)や、コミュニケーションの円滑化を目指す取り組み(withコロナ時代にリモートコミュニケーションを支援する同時翻訳技術、知的感性活動を促すテレワーク聴環境の実現、コミュニケーション機会を維持したオフィス・リモートワークスケジュールの策定)などがあり、注目したい取り組みだ。

それぞれの取り組みの詳細については、人工知能研究開発ネットワークの特設サイト内から確認できる。
https://www.ai-japan.go.jp/COVID19
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WRITTEN by

AI Start Lab 編集部

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