
AIによる予測、新規感染者数は現状維持か
東京都の新規感染者数は、7日間の移動平均が3,000人台から2,000人台になるなど、ある程度の落ち着きをみせている(5月30日現在)。
名古屋工業大学先端医用物理・情報工学研究センターの平田晃正教授らが公表したAI(人工知能)による、新型コロナ新規感染者数の予測によると、今後7月中旬にかけて新規感染者数は現状を維持し、3,000人前後となっており、減少傾向は続かないという予測になっている。
人流などは現状維持の場合は感染者数も同レベルに
平田晃正教授らは、人流データやTwitterのつぶやき、ワクチンによる感染予防データなどを利用し、今後の新型コロナ新規感染者数のAIによる予測を公表している。
この予測は、人流や人々の行動のレベルが現状維持の場合となっている。

人流や接触機会が増えれば、これを上回る可能性は高い。7月以降、夏休みに入って人流が増加すれば感染者数も増えるという別の予測もあり、ひきつづき、感染対策の徹底が求められる。
高齢者の新規感染者数は低水準のままか
一方、今回の予測では、年代別の予測モデルも公表されている。これによると0歳〜9歳までのグループでは、1日1,000人程度、10歳から64歳のグループでは、1日2,000人程度の新規感染者数が7月後半にかけて出ると予測。
65歳以上の高齢者では、ワクチン接種が進んでいることもあり、かなり低い水準に抑えられると予測されており、入院者数や死亡者数も同じく低い水準のまま推移するとしている。

この平田晃正教授らによるAI予測は、内閣官房による「COVID-19 AI・シミュレーションプロジェクト」の一環で「年代別新規感染者数 死亡者数の予測」として公表されたものとなっている。
データ出典:COVID-19 AI・シミュレーションプロジェクト
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