ニュース

川崎フロンターレがサイン入りグッズの転売防止に用いた「AI」とは?

AI Start Lab 編集部 2022.6.15
川崎フロンターレは、サイン入りグッズの不正転売の抑止のためにAIソリューションを導入した。

本ソリューションはEFFICIENT社が開発した「転売抑止AIエンジン」を活用したもの。導入により、営利目的の転売を抑止し、ファンへサイン入りグッズを適正なプロセスで届けることができる。

精度97%のディープラーニングエンジンがサイン入りグッズの転売を抑止


サッカークラブやプロ野球チームが公式提供するサイン入りグッズの営利目的での入手・転売は、スポーツ業界において重要な課題となっている。コロナ禍で選手のサインが直接もらえないことから高額転売につながっていることもある。

グッズが適正なプロセスでファンに届かない現状は、ファン、選手、スポーツ団体に大きな損失をもたらしている。また、フリマサイトなどに流通するサイン入りグッズの中には、偽物も混在しており、サインを識別するための新たな対処策が急務となっていた。

EFFICIENT社が開発した独自の「転売抑止AIエンジン」は、取り込んだ画像からサイン部分を識別・判定し、配布前に撮影した画像データベースと照らし合わせ、検出をおこなう。

類似度計算するモデル構築のために生成画像82000枚、サインを検出するモデル構築のために実画像1000枚、生成画像1000枚の合計2000枚以上を学習させ、精度の向上を実現した。

サイン入り転売抑止AIエンジン

サイン入りユニフォームを利用した実験では、97%以上の精度を達成した。ユニフォームの柄などサインが被るケースや、斜めに撮影された画像にも対応可能であることが確認されている。

川崎フロンターレでは、本技術を2022年5月23日より導入し、転売仲介サイトやフリマサイトなどで転売されているサイン入りグッズを特定し、転売の状況を把握したうえで、今後の対策に役立てていくという。

画像:EFFICIENT You Tubeより


EFFICIENT
https://efficient-inc.com/

印刷ページを表示
WRITTEN by

AI Start Lab 編集部

AI・人工知能のビジネス活用についての情報をさまざまな視点からお伝えしていきます。

AIのビジネス活用に関する
最新情報をお届け

会員登録

会員登録していただくと、最新記事やAI関連のイベント情報を受け取れたり、その他会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。