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増える電車内トラブルに「AI搭載防犯カメラ」が効果的? 阪神電車が設置試験

AI Start Lab 編集部 2022.6.29
阪神電気鉄道は、列車内のセキュリティ向上と犯罪抑制を目的として、営業列車内に防犯カメラを設置する試験を実施する。

運転指令室から遠隔でリアルタイム確認


2022年5月末から8月31日の間、走行中の営業列車内において「映像録画」と「音声録音」を行い、遠隔でリアルタイムでの確認を運転指令室などで行う。対象は大阪梅田-新開地間の普通車(4両編成)1列車だ。

カメラにはAI機能を搭載しており、画像解析によって混雑の度合いなども調査。安心・安全な車内環境の整備や利便性向上につながるサービス提供への参考にしたいとしている。

いまや乗客の命をも守るAI防犯カメラ


試験期間中、乗客には撮影を知らせるためにカメラ設置部分近くにステッカーを貼付。記録した映像、音声は1週間をめどに自動削除され、警察など捜査関係者からの要請を除き、外部へ開示されることはない。

電車内の防犯カメラ設置についてはプライバシーの問題もあるものの、車内トラブルだけでなく、近年は殺人未遂事件にまで発展するケースもある。JRや東急は車内防犯カメラがほぼ設置されているが、それ以外の私鉄各社ではまだまだ普及が進んでいないという。警察官や警備員のパトロールにも限界があり、今後はAIカメラによる防犯のニーズがさらに高まっていくと考えられる。

乗客の安全を守り、本来不要なセキュリティ対策を減らしたい鉄道会社側と、一時的に密室になる車内の安全を保ってほしい乗客側のニーズは一致している。AIカメラとプライバシーの問題は根強いが、両者の理解を進め、早急に緊急時に対応できるような体制を築くことが求められている。


画像:阪神電気鉄道プレスリリース


阪神電気鉄道
https://www.hanshin.co.jp/

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AI Start Lab 編集部

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