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丸紅・富士急行 踏切道の安全確保に向けたAIカメラ実証実験を実施。AI技術による画像解析で、踏切内の滞留物を検知

AI Start Lab 編集部 2020.11.17
丸紅ネットワークソリューションズ株式会社は、富士急行株式会社と協力し、富士急行線(大月~河口湖)において、AI機能を搭載したカメラ「TRASCOPE-AIカメラ」による滞留検知システムの実証実験を開始したことを発表した。

本システムは、同社が提供するAI分析映像監視サービス「TRASCOPE-AI」を利用し、内蔵の演算装置でカメラが取得した映像データを処理するものだという。



TRASCOPE-AIカメラには、物体の形状を認識し滞留を検知する「物体検知」と、人物の移動・滞留を検知する「骨格検知」など、複数のAIアルゴリズムを実装。

それらを用いて「踏切道内に置かれた物体」と「踏切道内に滞留した人物」を検知し、遠隔にいる富士急行の運転指令所へ、リアルタイムに通知する仕組みだという。

AI技術で画像内の人物の骨格を自動解析。

ディープラーニングにより、さらに高精度な検証が可能に。


「骨格検知」は、危険エリアへ侵入した人物の検知で培ってきたAIアルゴリズムを、踏切道内における人物の滞留検知に応用。

この方式は、ディープラーニングによる画像内の関節点抽出、及び各関節点の接続状況推定により、画像内の人物の骨格を検知するという。

関節点の繋がりの強さも学習対象とすることで、高精度で人物を検知することが可能になるということだ。


2019年8月から開始した実証実験で、遠隔から第4種踏切道(踏切標識のみが設置された、列車の接近を知らせる装置のない踏切道)における横断者状況を正確に把握できたことから、本システムが踏切道の安全性向上に効果があることが実証されたという。

この結果を踏まえ、2020年7月より、第1種踏切道(自動遮断機・警報機が設置された踏切道)においても実証実験を開始。

さらに2020年10月からは、隣接する電柱にパトランプを設置し、踏切道内に滞留した人物や物体などの検知結果を、電車運転士へ直接知らせる実験を開始したという。

2020年度からの本導入を目標に、現在も実証実験が進められているということだ。


丸紅ネットワークソリューション株式会社
https://www.marubeni-network.com/
次世代型映像監視「TRASCOPE-AI」
https://trascope.jp/
富士急行株式会社
https://www.fujikyu.co.jp/
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WRITTEN by

AI Start Lab 編集部

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