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日立、電線設備の点検・監視・最適化をAIで支援【電力事業者向け】

AI Start Lab 編集部 2022.6.24
日立製作所(以下、日立)は、電力事業者をはじめとした企業向けに、送電網などの重要設備の点検、監視、最適化のためのデジタルソリューション「Lumada Inspection Insights」の発売を開始した。

本ソリューションはAIと機械学習を活用し、設備状態やリスクを分析。障害や設備停止の原因を特定する。また、予測分析により、運用・環境リスクを評価することで、障害発生前の修繕効率化が可能になる。

日立エナジーや日立ヴァンタラの先進技術を融合


「衛星画像」や「リモートセンシング技術の一つであるLiDAR技術」、「温度分布」などの写真や動画をAI解析することで、ユーザーの設備点検の自動化と、安全性の向上、天候に関連するリスクや山火事による環境影響の低減に貢献する。

Lumada Inspection Insightsは、日立ヴァンタラの「Hitachi Image Based Inspections」「Hitachi Intelligent Infrastructure Monitoring」と、日立エナジーの「Hitachi Vegetation Manager」「Hitachi Map」の4つのコアソリューションで構成されている。単体もしくは包括的なソリューションとして提供することが可能だ。

以下、各ソリューションの概要となる。

Hitachi Image Based Inspections


画像データを高度なAIおよび機械学習機能で解析することで、高い塔に登る、ヘリコプターから写真を撮るといった危険で、コストや時間のかかるアプローチを代替する。

拡張性に優れた画像分析により、資産管理者が資産を特定し、欠陥を検出し、欠陥の重大度を分類できるように支援する。


さらに欠陥の評価を自動化し、何千もの画像の前処理・解析を迅速に行うことができる。またヒューマン・イン・ザ・ループ機能により、モデルベースとなるその分野の専門家による継続的なトレーニングが可能になる。

Hitachi Intelligent Infrastructure Monitoring


スマートカメラ、3D LiDARセンサー、エッジゲートウェイを介して収集した映像データを、CRMやERPなどのデータソースと統合可能。

これによりオペレーターは、変電所などの機密性の高いエリアに関する粒度の細かい継続的な3D情報を取得し、相関関係や因果関係、リアルタイムのインシデントを見つけることができる。


Hitachi Vegetation Manager


写真、ビデオ、Maxar衛星画像など、さまざまな画像と、AIや高度な分析技術を活用して、ユーザーの植生作業活動や計画作業の精度と有効性を向上させる。


また衛星技術の導入により、電力事業者は自社の全サービス領域を調査し、自動的に送電線を確認し、規制への準拠を維持することができる。さらにトラックやヘリコプターでの移動を最小限に抑えることで、コストと二酸化炭素排出量の削減に貢献できる。

Hitachi Map


多数のアプリケーションからの情報を1つの使いやすい地理空間ビューに結合し、ユーザーが重要な情報にアクセスし、情報に基づいた意思決定を行い、即座にアクションを実行することを可能にする。


ユーザーは、複数のシステムの確認や、変化を解釈せずに、重要な情報に直感的にアクセスすることができる。

画像:Shutterstock、日立制作所ニュースリリース


日立製作所 
https://www.hitachi.co.jp/


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WRITTEN by

AI Start Lab 編集部

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