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ニューノーマル時代に適応するコーポレートDXとは?【OPTiM INNOVATION 2020 レポート】

AI Start Lab 編集部 2020.12.17
2020年10月26日、27日に、株式会社オプティム(以下オプティム)の主催で、AI・IoTの最新活用事例を紹介する「OPTiM INNOVATION 2020」が開催された。

今年はコロナ禍ということもあり、「今、感染拡大を防ぎながら、経済活動を活発化させるためにAI・IoTができること」というテーマで、オンライン形式でのイベントとなった。

本記事では、KDDI株式会社の丸田徹氏が「ニューノーマル時代に適応するコーポレートDX〜これからの『働く』をつなげるために〜」について様々な手段を交えてご紹介した様子をお届けする。

コロナ禍においてV字回復をしている企業は?


このコロナ禍において世界の経済が下降していく中で、V字回復をしている企業群が全体の10パーセントほどあると言われている。これらの共通点はクラウド、デバイス、あるいはネットといった「デジタル関連企業」と言われるタイプの企業であることだ。

そして、私たちがコロナ禍によって大きくダメージを受けたのは、経済を回していく上において、人との「つながり」が断ち切られたことである。その厳しい中でも上昇傾向にある企業は、このつながりを新しい形、つまりデジタルで実現していると言われている。

では、下降軌道にある企業も自らの業務のやり方をデジタルに変革していくことで上向きになれるのではないか。KDDIは、そうした点において支援ができると考えている。

企業におけるニューノーマルとは何か



ニューノーマルと言われる現在の状況において、企業に必要な要件とはなんだろうか。ここでは4つの視点を挙げている。

1つは「顧客接点」。従来は実際に会うことで顧客との接点を保っていたが、デジタルによってオンラインでも会えるようになった。こうしたデジタルによる顧客接点の変化を実現していくこと、また、コロナによって物理的に新しい形で会う、もしくはつながっていくことが求められる。その中で事業の形を再編していく「事業再編」など、新しい時代に適していくことが求められている。

一方、「働き方」についても、私たちはリモートでの仕事を余儀なくされているが、それを新しいノーマルとして受け入れ、成長していかなければならない。

そして最後は「サプライチェーン」だ。デジタルの世界になっていく中で、大きな事件・事故が起きてしまった際にも他の方向ですぐに回復させることができる、そんなしなやかなレジリエンシーを持ったサプライチェーンの実現が求められている。

with/afterコロナでの企業の関心



企業に「新型コロナウイルス感染拡大中/収束後にITやデジタル企業が取り組むべき事項」という項目でアンケートを実施した。その結果、多く回答が寄せられたのが「従業員の働き方改革」で、「セキュリティの強化」「日々の業務プロセスの変革」と続く。一方で「顧客体験/顧客エンゲージメントの向上」「サプライチェーンの強化」など、前述したニューノーマルにおける必要案件の割合は低い。

企業は今後求められるデジタル変革があるにもかかわらず、一方で当たり前のことを喫緊の課題として向き合わなければいけないと考えていることがわかる。

分断を生まない、包摂的なモダン化へ


企業はDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現することを今後の生きる道として捉えていたが、コロナの中で、ビジネスのIT化以前にコーポレートITをモダン化していかなければ回っていかないことを奇しくも気づかされてしまった。

DXを企業が実現するためには、その足腰であるコーポレートIT領域についてもモダン化が必要だ。コーポレート領域もビジネスIT領域も共にモダン化し、融合することによって強い企業となり、新しい価値を生んでいけるようになる。そうしたことに気づかされたのが、現在も続く今回のコロナ禍である。

コーポレートDXに向けて



働き方そのものを変えていかなければいけないという認識のもと、コーポレートITにもDXが必要だ。それを実現するためには、1つの部署がコーポレートDXになっていくのではなく、全社として「トータル」でのコーポレートDXを実現しなければならない。

また、オフィスに集まるのではなく、いろんなところで「分散」してそれを実現していく。そうすると、個人個人はネットワーク環境と、それぞれの事情によってやらなければいけないコーポレートDXの形が変わってくる。この「パーソナライズ」に対応していくこと、以上の3つの視点を持ってコーポレートDXを実現していく必要がある。

さらに分解して考えると、コミュニケーションの問題、業務プロセス、コネクティビティ(ネットワークのつながりやすさ)、セキュリティ、人事制度、オフィスの新しい在り方などに分かれるが、これらを全体像として捉えることが必要だと考えている。

「働く」をつなぐ


それでは、これらをどのように実現していくのか、分断された働くシーンをつないでいくための様々な手段を紹介する。

急速に進化する会議



テレワークの環境が日々変化していることを実感している人も多いだろう。例えばプレゼン資料へのプレゼンター合成、ノイズキャンセリング、ビデオ会議ツールでは「ブレイクアウトルーム」や、オンラインホワイトボード・デジタル付箋、「絆モード」、Push to talkなど、多種多様なツールが出てきている。

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AI Start Lab 編集部

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