ニュース

東京の緊急事態宣言も3月7日解除へ、GoogleのAIは7日の新規感染者数291人と予測

AI Start Lab 編集部 2021.2.26
グーグル(Google)が昨年11月17日から公開している新型コロナウイルス感染予測サービス「COVID-19 Public Forecasts」の日本版「COVID-19感染予測(日本版)」によれば、3月7日の東京の1日の新規陽性者は291人、2月24日〜3月23日までの28日間の累計陽性者数は7,779人と予測した。

現在、首都圏などに出されている緊急事態宣言の解除には、「ステージ4(爆発的感染拡大)」から「ステージ3(感染急増)」相当になることが必要という目安を置いている。これには、東京の新規感染者数では1日当たり500人を下回る水準まで減少させる必要がある(ほかに、人口10万人あたりの感染者数の1週間平均、病床使用率や検査陽性率などが加味される)。これらの基準を踏まえながら、政府は東京をはじめとする首都圏に出している緊急事態宣言を、予定通り7日に解除する方向で判断するものとみられる。

ただ、グーグルのAIによる予想では、3月8日以降も200人台後半の陽性者数がつづき、新規感染者数は下げ止まりの様相を見せている。緊急事態宣言の解除によって、この数字がの推移や、徐々に下がっていく予想の入院者数の推移などを注視する必要があるだろう。

なお、このグーグルによる「COVID-19感染予測」は、日本全国での新型コロナウイルス感染に関する予測情報を、都道府県別に提供。今後28日間に予測される死亡者数、陽性者数、入院・療養等患者数などをダッシュボードで示しているもの。

AIと膨大な疫学的データを組み合わせ、さらに、時系列の予測を扱う斬新な機械学習のアプローチを採用することで実現。アメリカ版の「COVID-19 Public Forecasts」は、Google Cloud AI とHarvard Global Health Instituteが提携して開発。ジョンズ ホプキンス大学、Descartes Lab、米国国勢調査局などが公開しているデータを使用してトレーニングされているという。

日本版の公開にあたっては、「Googleコミュニティモビリティレポート」や「Covid-19 World Symptom Survey」、厚生労働省のオープンデータ、首相官邸の発表、国立感染研究所感染症情報センターのデータなどを利用。国内のデータでトレーニングを行ったことで、予測結果には日本の状況が反映されているとしている。

なお、日本版モデルのの設計及び予測データの検証において慶應義塾大学医療政策・管理学教室の宮田裕章教授が監修した。

一部のデータソースでは、最新情報の反映に1日~3日程度要することから、予測出力時の入力データのすべての最新情報が含まれていない可能性があるという。また、検査の報告方針の変更など特定の要因で陽性者数が突然変化したような場合、この変化がデータソースや予測結果にタイムリーに反映されない場合があるとしている。

この予測モデルは、医療機関や公的機関をはじめとした新型コロナウイルスの影響を受ける組織が、今後より適切な対処を検討・準備する上での参考情報の一つとして利用されることを目的に公開しているとしており、グーグルでは、利用の際はユーザーガイドを必ず参照し、このデータ単独ではなく複数の参照可能なデータと合わせてご活用してほしいととしている。


COVID-19 感染予測 (日本版) の公開について
https://cloud.google.com/blog/ja/products/ai-machine-learning/google-and-harvard-improve-covid-19-forecasts
印刷ページを表示
WRITTEN by

AI Start Lab 編集部

AI・人工知能のビジネス活用についての情報をさまざまな視点からお伝えしていきます。

AIのビジネス活用に関する
最新情報をお届け

会員登録

会員登録していただくと、最新記事やAI関連のイベント情報を受け取れたり、その他会員限定コンテンツの閲覧が可能です。是非ご登録ください。